2019年、イベントカレンダー!社会の動きを知って、適切に情報を発信しよう。
2019.05.05
4月になり、新生活がスタートしたみなさん、おめでとうございます!
私はこの時期になっても日々変わらぬ生活を送っています。笑
新たにPR・広報部門に着任した方をはじめ、すべてのPR・広報パーソンのみなさん、2019年のイベントカレンダーは作成しましたか?
イベントカレンダーって何?という方はもちろん、今後ビッグニュースの発表を控えている方にとっても重要なお話をさせていただくので、ぜひご覧ください。
●情報解禁日、どのくらい緻密に設定してる?
そもそも会社として発表したい出来事がある場合、みなさんは発表日をどのように決めていますか?
各社・各人さまざまで、いろいろな理由があると思います。
しかしこの情報解禁日の設定というのは非常に重要な意味を持っています。
なぜかというと、私たちPR・広報パーソンが情報提供するのは主にメディアですよね。
通常の企業に繁忙期があるのと同じで、メディアにも繁忙期があります。
メディアのリソースも有限です。
繁忙期にどれだけ価値ある情報を提供したとしても、そこまで手が回らなければ取り上げることはおろか、見てもらうことすらできません。
つまり、メディアが必ず取り上げるニュースやすでに公開されている大きな出来事を避けて自社の情報を発信した方が露出につながりやすいということです。
●情報解禁に適さない日程一覧
では次に、具体的に何から着手するのが良いかをお伝えします。
まず最も回避した方が良いのは、過去に大きな災害が起きた日程です。
一例を挙げると…以下の通りです。
そしてその次に国民全員が興味を持っているニュース。
今年であれば新元号の発表・施行がありますし、年によってはオリンピック、ワールドカップなど国際大会なども挙げられます。
まずはこれらをカレンダーに入れてみてください。
これらに絡めたニュース発信はさておき、全く異なるジャンルは同じ日程に発信しても取り上げられにくくなるわけです。
●フォーマットに沿ってイベントカレンダーを完成させよう!
さらに競合他社や同じ業界のニュースもわかる限りでプロットしてみると、おのずとどの辺りに情報発信した方が良いのか可視化されると思います。
ちなみに私は下図のように情報をまとめていました。
●情報解禁日の次は時間。戦略的に設定してみよう!
ここでお伝えし忘れていましたが…ワンポイントアドバイス!
ターゲットメディアにもよりますが、AM11時〜PM2時ぐらいの時間帯で平日に情報発信するのがオススメです。
商工会議所に行く方などは、メディアのみなさんの業務開始時刻に合わせて持ち込むのも良いと思います。
メディアのみなさんは日々深夜まで働いているケースが多いので早く送りすぎると他のニュースに埋もれてしまう可能性があります。
逆に遅すぎると取材に出ていることもあるので、メディアのみなさんの動向を考えながら時間設定してみてください。
またタレントを活用したイベントだと、WEBニュースに取り上げてもらえば良いというケースを除き、金曜日は回避した方が良いです。
その理由は取り上げるTV番組が少ないため。
これはニュースの価値にもよりますが、月曜日はお休み明けで取り上げるニュースも多いため日曜日も避けた方が良いかもしれません。
情報解禁の日時だけでも考えなければいけないことがたくさんあります。
この記事を読むと、いつニュースを出してもダメなんじゃないか?と思う方もいると思いますが、最終的には会社の決定が最優先です。
しかしこの考えを持っているか持っていないかでチャンスを掴めるかが決まることもあるので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
それにどれほど調べても、急に事件・事故が起きることももちろんありますよね。
ショックを受けることもありますが、PR・広報活動の醍醐味です!楽しみながら取り組んでみましょう。
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